Insta360 ONE Xの正式後継機 "Insta360 ONE X2" 近日登場か
FCCで複数のドキュメントを確認
アメリカの通信機器認証機関であるFCCに8月24日付でInsta360 ONE X2の名称で新型のカメラの登録が確認できます。2018年10月に発売されたInsta360 ONE Xの正式な後継機と見て間違い無いと思われます。
複数のドキュメントの閲覧が可能ですが、ユーザーマニュアルや実機写真と言った本体の仕様に関わるものは非公開とされています。
また、審査中の段階ですが中国商標網にも申請が確認できます。
本体画像など
リーク元は不明ですが、複数のウェブサイトで実機画像やマニュアルの一部と見られる画像が確認できました。
仕様について
詳しい仕様は明らかになっていませんが、上記のリークなどを通して現時点で確認出来る仕様をONE Xと比較しました。
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Insta360 ONE X2 |
|
センサーサイズ |
不明 |
1/2.3 |
静止画解像度 |
不明 |
6080×3040 |
動画解像度 |
不明 |
5760×2880/30fps 5760×2880/24fps 5760×2880/25fps 3840×1920/50fps 3840×1920/30fps 3008×1504/100fps 最大120Mbps |
静止画記録形式 |
不明 |
JPEG, RAW(DNG) |
動画記録形式 |
不明 |
H.264 |
手振れ補正 |
不明 |
FlowState 6軸ジャイロスコープ |
ライブストリーミング |
不明 |
対応 |
画面 |
タッチスクリーン ONE Xより大きめ |
OLED |
内蔵ストレージ |
不明 |
なし |
MicroSD |
スロット見当たらず (見えないだけかも) |
最大256GB |
端子 |
Type-C |
microUSB |
Wi-Fi |
不明 |
5G |
Bluetooth Ver |
不明 |
4 |
スマホ有線接続 |
不明 |
対応 |
バッテリー |
着脱式 1630mAh (+内蔵バッテリー?) |
着脱式 1050mAh |
電池動作時間 |
不明 |
60分 |
内蔵マイク |
あり |
モノラル |
外部マイク |
不明 |
非対応 |
防水 |
不明 |
5m(防水保護ケース) 30m(潜水ケース) |
サイズ(mm) |
リーク画像から推定 114.56 × 48mm × 31mm(レンズ含む),21mm(レンズ除く) |
114.56 × 48mm × 27.60mm(レンズ含む),18.10mm(レンズ除く) |
ISO |
不明 |
100-3200 |
シャッタースピード |
不明 |
1/8000s-55s |
F値 |
不明 |
2.0 |
重さ |
不明 |
115g |
動作温度 |
不明 |
通常バッテリー(0℃~40℃);低温用バッテリー(-20°C~30℃) |
価格 |
不明 |
5万3270円(発売時) |
筐体が若干分厚くなった点以外はONE Xから進化していると考えて良さそうです。
本体が分厚くなることから、バッテリーやストレージの内蔵化、センサー等の大型化やそれに伴う性能・画質向上などの可能性が考えられます。例えば8K動画の撮影に対応した場合、消費電力の増加や保存に必要な帯域の増加に伴ってこれらの変更が為されたと考えることもできます。
ONE Rという万能機がラインナップされている中での登場というだけあって、360度の撮影機能に特化した性能が期待されます。競合となっているQooCam 8K等にどこまでスペックで迫れるかが楽しみです。
ONE Xとの互換性
サイズに変更があったという点で気になるのが、ONE X用として発売されたアクセサリー類の使用可否です。サイズは推定ですが、縦横のサイズに変更はなく厚さのみが増している可能性が高いです。よって潜水ケースやドリフトダーツといった厚さに余裕のある設計のアクセサリーはONE Xと同じものが使える可能性も考えられます。とは言え9月23日現在、ONE X用の潜水ケースはセールを行っている他、在庫が枯渇しているアクセサリー類もあり在庫処分感が否めないという感想。アクセサリーの互換に関しては望みが薄めと考えた方が良さそうです。
発売日は?
前例から考えてFCC IDに登録されてから数ヶ月以内には発売されると思われます。今秋中、遅くとも年内には発売されると考えていいでしょう。