Apple Payのウォレットアプリにポイントカードのバーコードを登録する
財布の中からポイントカードを探したり、ポイントカードアプリや支払いアプリの遷移が億劫でポイントカードの提示を諦めているという人は多いのではないでしょうか。dポイントカードやポンタカードはApple Payに対応していますが、バーコード表示には対応しておらず、タッチ対応のローソンでしか使用することができません。
この記事ではウォレットアプリにバーコードを登録し、電源ボタンのダブルクリックでどの画面からでも簡単にポイントカードを呼び出す方法をご紹介いたします。
- 登録できるのはdポイント・Ponta・楽天ポイントカードなど
- Pass2U WalletでWalletでウォレットアプリにバーコードを登録
- エラーになる可能性もある
- 年会費無料・Apple Payで常時3%還元なアメックスパール
- おしまい
登録できるのはdポイント・Ponta・楽天ポイントカードなど
この方法で登録できるポイントカードの条件は
- バーコードを読み取るタイプであること
- バーコードが更新されないこと
です。Tポイントは磁気タイプなので登録できません。モバイルTカードはバーコードタイプですが、複製防止のためか一定時間ごとにバーコードが更新されるようになっているため不可です。
基本的にアプリ上のバーコードはこのような複製防止の機能が備わっていることが多いので、物理カードに印刷されている不変なバーコードを用意しましょう。
この条件を満たしていれば、その他のポイントカードや会員証、図書館の利用券なども登録できます。
Pass2U WalletでWalletでウォレットアプリにバーコードを登録
iOSのウォレットアプリには手元のバーコードを自由に登録する機能は備わっていませんが、Pass2U Walletというアプリを使用することで登録が可能になります。しかし、日本で多くのポイントカードに採用されているNW-7という規格のバーコードはこのアプリで生成することができません。そこで、バーコード自体は画像として用意し、カード券面のデザインとしてこの画像を差し込むことでウォレットアプリ上でのバーコード表示を可能にします。
物理カードに印刷されているバーコードと同じものが表示されていればいいのですが、写真を撮って表示するだけではダサいので全く同じバーコードを生成してあげましょう。
2021/3/3追記
Pass4Walletという別アプリを使用することで簡単にNW-7を生成・登録することができました。が、dポイントカードなどはスタート/ストップコード(後述)を識別しているようでエラーが出たので、バーコード画像は自分で用意するのが確実です。
バーコード情報を読み取るためにICONITというアプリを使用しました。この手のコードリーダーにはNW-7の読み取りに対応していないものもあるので注意してください。
アプリを起動してバーコードを読み取ると、バーコードの規格と文字列(基本的にはカード上に会員番号などとして記載されているもの)が表示されるはずです。
NW-7の場合は以下のサイトでバーコードを生成できます。ほかの規格の場合はPass2U Walletで直接生成するか、できなければ生成サイトを見つけてください。
barcode-place.azurewebsites.net
ここにICOINTアプリで読み取った文字列と、前後にA~Dのいずれかのアルファベットを入力することでバーコードを生成できます。例えばICOINTで00000000000と読み取れたらA00000000000Aといった感じです。
前後のアルファベットはバーコードのスタートコード/ストップコードと呼ばれる物で、バーコードの始まりと終わりを識別しており、A~Dのどれを選択してもいいようですが、ポイントカードによっては決められているものでないとエラーを吐く可能性も考えられます。券面のバーコードと見比べて同じようになるように選んであげるのがよいでしょう。自分の場合は楽天がA/A、dポイントがD/D、PontaがB/Aでした(始まり/終わり)。
ここで生成されたバーコードの画像を登録すればいいのですが、このままだと横に細長すぎて見切れてしまうので余白を付けてあげましょう。左右が見切れてしまわないように、上下に十分な余白があるような画像になるといい感じです。
Pass2U Walletを起動し、右下の+マークから新規にカードを追加します。NW-7の場合はバーコードを読み取ることができないので「カードにバーコードを入力してください」を選択します。
ここではポイントカードのバーコードを生成できないのでダミーのQRコードを生成します。
バーコードだと誤って読み取られてしまう恐れがあるので、QRコードをおすすめします。内容は何でもいいのですが、ポイントカードのポータルサイトのリンクなんかにしておくとすっきりするのではないでしょうか(実際のカード券面にも表示されていたりするので)。
①バーコードコンテンツ:QRコードの内容(文字列やリンクなど)の表示切替
②パスの名前:ポイントカードのブランド名など
③Logo:ポイントカードロゴ、ネットで拾ってくる
④「Pass2U」画像:券面デザイン、生成したバーコード画像に置き換える
⑤背景・ラベル・前景:ポイントカードデザインにマッチしたものに変える
これで登録するとApple Payにバーコードが表示されます。登録した情報はPass2Uのサーバーで管理されるようなので漏洩して困るような情報は登録しないようにしましょう。
上がカード記載のバーコード画像を生成した物を券面デザインとして登録した物、下がダミーのQRカードとなります。
エラーになる可能性もある
この方法では、物理カード上のバーコードの複製を推奨します。アプリ上のバーコードのようなリロードで更新されるものではエラーを吐く可能性があるからです。また、登録したバーコードが正しく使えるか、セルフレジなどで一度テストしてみるといいでしょう。公式のカードアプリではないため、利用を断られる場合や、運営元から利用停止といった措置を受ける可能性も考えられます。くれぐれも使用は自己責任でお願いいたします。
年会費無料・Apple Payで常時3%還元なアメックスパール
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス®・カードは即日デジタル発行が可能なクレジットカードで、Apple Payに登録して店頭でQuicPayで決済すると常時3%還元となります。オンラインショッピングでの利用や、カードICを利用した店頭での決済は0.5%還元とそれほどお得ではありませんが、QuicPayはタッチ決済に対応したほとんどのお店で使える決済手段となっているため、1%還元が高水準とされる現状のクレカ界隈では非常にお得なカードと言えます。起動が億劫なQRコード決済よりもスピーディに支払いを済ませることもできます。
この記事で紹介したウォレットアプリ上でのポイントカードと非常に相性がいいので、ぜひ発行してお得にお買い物をしてみてください。
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おしまい
iPhoneにポイントカードを集約するアプリは多数ありますが、なんだかんだ起動が面倒で使わなくなりがちです。登録可能なものは呼び出しが容易なウォレットアプリに集約しちゃうのが便利ではないでしょうか。そのままApple Payで支払いもできちゃいます。
Android版は検証していませんがアプリはあるのでなんかできるかも?